超音波歯ブラシの効果と比較

歯ブラシの進化

 

 

少し前までは歯ブラシといえば手で動かしてゴシゴシするものでしたが、電動式の歯ブラシが登場するようになってからは、よりレベルの高い歯磨き効果が競われるようになってきているようです。

 

 

最近では単なる電動歯ブラシではなく、音波式のものも開発されており、更に眼に見えないような汚れまでを落とせるようになっています。

 

 

音波歯ブラシは、基本的には電動歯ブラシですが、ブラシ部分を高速で動かして音波を発生させる歯ブラシのことです。

 

 

音波歯ブラシの振動は毎秒約200~300回ということで、ここで発生した音波の力は細菌を破壊します。もうひとつのポイントは、毛先から2mm離れていても、プラーク(歯垢)を落とすことが可能だとされている点です。

 

 

プラークは歯に残ったただの食べカスというわけではなく、細菌の塊のことです。プラークを構成している細菌の種類は常に一定というわけではなく、プラークが形成された直後は通性嫌気性菌が多いのですが、成熟していくにつれて今度は偏性嫌気性菌が増加してくのです。

 

 

プラーク中の細菌は「酸」や「毒素」を生産し、虫歯や歯周病の原因となります。従って「プラークコントロール」という言葉が一時期流行ったように、これの除去をしっかりと行って細菌の数も減らすことが大切です。

 

 

虫歯や歯周病の予防・改善には非常に重要なのですが、そのためこうした音波歯ブラシなどが登場してきたわけで、その更なる進化形として注目されているのが超音波歯ブラシとなっています。